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季節の薬草

今回は、夏に花が咲き秋までに実る草木をご紹介します
普段目にする機会が多い草木ですが、詳しく知っている方は少ないと思います

イチジク[クワ科]
生薬名:無花果(ムカカ)
薬用部位:花嚢(カノウ)といい、いわゆる果実をいいます
薬効:緩下剤

民間薬的には、茎や葉からでる白い乳液をイボトリに使ったり、生葉を汲取り式のトイレの殺虫剤に使われていました。
昔は田舎のトイレや肥溜め(コエダメ)などでよく見かけたものです・・・

ビワ[バラ科]
生薬名:枇杷葉(ビワヨウ)
薬用部位:葉
薬効:利尿、口のかわき、暑気あたり

民間療法としてビワの生葉を火であぶり、やわらかくして神経痛、リウマチ、胃腸病の幹部にはり、痛みを和らげる為に使われています。
ビワの葉茶は有名ですよね


もも[バラ科]
生薬名:桃仁(トウニン)
薬用部位:種子
薬効:消炎、鎮痛、浄血など婦人病、セキ止め

民間的には、採取したての生葉を風呂に入れ、夏の暑いときの「あせも」の予防として使います。
これは桃葉湯といい、今でもよく使われています。是非お試し下さい!


春の草花

ウメ[バラ科]
生薬名:烏梅(うばい)
薬用部位:未熟果
薬効:消化液分泌促進作用
鎮咳、去痰、下熱

民間的には梅干として利用
水当り、風邪、食欲不振等に効果がある


サクラ[バラ科]
生薬名:桜皮(おうひ)
薬用部位:樹皮、樹脂
薬効:鎮咳、去痰

医療用としても、桜皮エキス:ブロチン末として使用されています


タンポポ[キク科]
生薬名:蒲公英(ほこうえい)
薬用部位:根、全草
薬効:消炎、解毒、健胃、利胆、発汗、促乳薬

民間的には胃薬としてよく利用されています。
乾燥した根を炒ったものを"タンポポコーヒー"として飲用している方は多いのでは・・・


文:須鴨 一正   イラスト:小池 道夫

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